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六花文庫 書籍紹介



六花文庫は外壁をすべてツタに覆われた建物です。館内では約8000冊の書籍を保管、一般閲覧に供しています。貸し出しはしておりませんが、館内にて自由に閲覧していただけます。すべて「食」の本です。

どんなものがあるのか、ほんの一部ですがご紹介いたします。







 今月のお勧め本

食堂メッシタ/山口 恵以子

<物語はフィクション、料理は実録>実際にあった店と鈴木美樹さんというイタリア料理人をモデルに描かれており、常に前を向き、潔く人生を生きている力強さ、料理がもたらす幸福感を味わえます。ルッコラのサラダはルッコラだけを盛り、味付けは塩とオリーブ油、粉チーズに赤ワインビネガー。イタリアのフレッシュチーズブッラータ。山盛りのホワイトアスパラガス。白子のフリット。トリッパ等々。ワイン、シャンパンが飲みたくなるイタリアの郷土料理が満載の1冊。(飯田) 
文学はおいしい。/小山 鉄郎

<文学を食べる>日本の食と文学への愛を凝縮したエッセイ。吉本ばなな「キッチン」のカツ丼から始まり、夏目漱石「草枕」の羊羹、織田作之助「夫婦善哉」の善哉~ラストは吉本隆明「わたしが料理を作るとき」ネギ弁当。明治から昭和まで幅広い作家の作品に登場した百種類の食べ物と飲み物の意味と歴史がよくわかる1冊。カラーの挿絵は、吉本ばななさんの姉であり、吉本隆明さんの長女ハルノ宵子さん。読んで食べるか、食べて読むか。どのページからでも楽しめます。(飯田)


 季節のお勧め本

2016年7月23日(土)、六花文庫にて<食>の朗読会を開催しました。
当日のプログラムより、以下2編をご紹介します。

Vintage'06
ひとしずく」/重松 清

<恋人でもなく父母でもなく>
実在するワインを題材にした小説集の中から、今回の朗読では「シャトー・ベイシュヴェル1962」を。子どものいない中年オヤジが奥さんの誕生日を祝うために背伸びして選んだ「バースディ・ヴィンテージワイン」です。爽やかな日曜日の昼下がり、自宅のパーティーでワインは何をしてくれるのでしょう。顛末は朗読会でお楽しみください。
おとぎ話の忘れ物 
「人魚宝石職人の一生」
         /小川 洋子・作 樋上公実子・絵
<小川洋子版童話の世界>
アンデルセンの人魚姫を下敷きに、著者がさらに想像をふくらませました。美しい人魚姫の装飾品を作る、男の人魚が本作の主人公です。人魚姫から見たお話では海の泡に消え悲恋で終わりますが、宝石職人の男は彼女のために復讐を誓います。元の童話の冷たさとやわらかさが小川節によく合います。
*こちらの蔵書は六花文庫にはございませんので
ご了承くださいませ*




 担当者のお勧め本

2018年5月、第15回小田豊四郎賞の贈呈式が執り行われました。受賞者は北見市・ポロワッカさんです。それにちなんでシカ肉にまつわる本をご紹介します


ぼくは猟師になった/千松 信也


<獲って、さばいて、食べる>京大卒33歳、職業猟師。ワナ猟と呼ばれる狩猟方法により、初めて獲れたシカをさばいて大学の寮生とシカ肉大宴会。学生時代から狩猟を始めた若者が、猟師になっていく過程が書かれています。獲物の解体や、調理方法、ワナのメカニズムを写真と図で詳細に解説。「自分で食べる肉は自分で責任を持って調達する」猟師の1年間の生活に密着できるエッセイです。自然と共にある生活から、現代の食卓を見つめなおしてみませんか?(飯田)


うかたま
vol.36「食べるんだから知っときたい」/石崎 英治


<シカ肉をもっと身近に楽しむには?>日本でもジビエ(野生鳥獣)料理という食文化が知られるようになりました。シカ肉はその中でも最高級の部類。低脂肪で低カロリー、高タンパクで高鉄分なヘルシー肉としての評価も高いそうです。家庭でシカ肉を食べる場合どうやったら入手できるのか、どんな食べ方がおすすめか、皆さんはご存知ですか?安全でおいしいシカ肉を家庭で味わうためのアドバイス“知っときたい”お話です。(飯田)

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