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六花文庫 書籍紹介



六花文庫は外壁をすべてツタに覆われた建物です。館内では約8000冊の書籍を保管、一般閲覧に供しています。貸し出しはしておりませんが、館内にて自由に閲覧していただけます。すべて「食」の本です。

どんなものがあるのか、ほんの一部ですがご紹介いたします。







 今月のお勧め本

続あなたのために・お粥は日本のポタージュです/辰巳 芳子

<いのちを支える>スープの本『あなたのために』に続く本著は、お粥についての本です。「古来、馴染んできたお粥・おじや・重湯は立派なポタージュ」基本の白粥をはじめ、桜の塩漬けの粥(春)・煎茶粥(夏)・菊の粥(秋)・コンソメ類の葛引き粥(冬)など、季節ごとのお粥と箸休めが美しい写真と共に紹介されています。いのちを支えるお米の力、やさしさが伝わります。お米を食べることを大切に。今日はお粥にしましょうか。(飯田)


どぜう屋助七/河治 和香


<痛快!爽快!>時はペリーの黒船来航の頃、江戸は浅草駒形に今も実存する老舗『駒形どぜう』を舞台にしたグルメ時代小説です。名物どぜう汁の記述で空腹に、濃い内容の物語に満腹になりますが、テンポの良い江戸っ子の心意気そのままに一気に読めました。度重なる天災・人災・お家騒動を主人公の三代目助七が知恵と意地と持ち前の明るさで周囲の人々を巻き込みながら解決し、お店を盛り立てていく様は痛快そのもの。読み終えた後、爽やかな風が心を通り過ぎました。(畑)





 季節のお勧め本

2016年7月23日(土)、六花文庫にて<食>の朗読会を開催しました。
当日のプログラムより、以下2編をご紹介します。

Vintage'06
ひとしずく」/重松 清

<恋人でもなく父母でもなく>
実在するワインを題材にした小説集の中から、今回の朗読では「シャトー・ベイシュヴェル1962」を。子どものいない中年オヤジが奥さんの誕生日を祝うために背伸びして選んだ「バースディ・ヴィンテージワイン」です。爽やかな日曜日の昼下がり、自宅のパーティーでワインは何をしてくれるのでしょう。顛末は朗読会でお楽しみください。
おとぎ話の忘れ物 
「人魚宝石職人の一生」
         /小川 洋子・作 樋上公実子・絵
<小川洋子版童話の世界>
アンデルセンの人魚姫を下敷きに、著者がさらに想像をふくらませました。美しい人魚姫の装飾品を作る、男の人魚が本作の主人公です。人魚姫から見たお話では海の泡に消え悲恋で終わりますが、宝石職人の男は彼女のために復讐を誓います。元の童話の冷たさとやわらかさが小川節によく合います。
*こちらの蔵書は六花文庫にはございませんので
ご了承くださいませ*




 担当者のお勧め本

2017年5月、第14回小田豊四郎賞の贈呈式が執り行われました。受賞者は小樽市・エグ・ヴィヴさんです。それにちなんでパンにまつわる本をご紹介します

「こんがり、パン」おいしい文藝
              /河出書房新社

<めくるめくパンの世界へ>バゲット、フレンチトースト、サンドイッチ、クリームパン、あんパン・・お気に入りのパンや思い出のパン。たとえば「幸福そのものだと思う食べ物にフレンチトーストがある」という『江國香織・フレンチトースト』食べると思いだす恋の話や感動と興奮をあじわった父の手作り・・。パンにまつわる41のお話に、小麦の焼けるいい香りを、感じてみませんか?(飯田)

ル・コルドン・ブルーのフランスパン基礎ノート サブリナを夢見て3/

ル・コルドン・ブルー東京校編

オードリー・ヘプバーン主演の映画「麗しのサブリナ」に登場する料理学校としても有名なフランスのル・コルドン・ブルー。その基本精神は手を抜かないきちんとした物の作り方を学ぶこと。本著にはフランスのポピュラーなパンの作り方について豊富な写真と共に分かりやすい説明があり、特にクロワッサン、パン・オ・ショコラについては35もの過程に分かれていて私にも作れそうな気がして来ます。(畑)


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